高速化の方法
バックグラウンドでのプログラムのレスポンスアップ
Windowsはマルチタスク対応のOSです。しかし、CPUは基本的に1度に1つの命令しか処理できない。そこでWindowsは複数のタスクを一定の間隔で切り替えながら処理する「Preemptive Multitasking」という手法を利用しています。
すべてのカーネルをメモリに置きアクセスを高速化
WindowsXPは、カーネルや読み込んだドライバを「カーネルメモリ」と呼ばれる領域に保存します。このカーネルメモリ領域は、ページプールと非ページプール部に分割されている。非ページプールのコードは物理メモリに読み込まれているのに対し、ページプールのコードは仮想メモリに読み込まれる。
カーネルを仮想メモリ領域に移動しないようにする
WindowsXPの中心であるユーザーモードとカーネルモードのドライバおよびカーネルモードのシステは物理メモリだけでなく仮想メモリにも置かれています。
不要なWindowsコンポーネントを削除しよう
WindowsXPをセットアップすると、アクセサリ、など、ほとんど利用することのないプログラムも同時にインストールされる。利用しないプログラムは、ハードディスク容量を圧迫する「ゴミ」と言えます。
終了時に「応答なし」と出るまでの時間を短くする
終了時にアプリケーションやシステムのサービスがハングアップしていると、Windowsは一定の時間を待って、それでも応答がない場合は「プログラムの終了」ダイアログボックスを表示します。
カーネルメモリのスワップを起こさない
Windowsシステムの本体ともいうべき「カーネル」は、通常は物理メモリ内に情報が展開されますが、メモリ不足などの状況下では、一部がハードディスクにスワップされてしまい、その結果、処理速度が低下することがある。
「応答待ち」のアプリケーションはすぐに強制終了
Windowsの終了時にハングアップしたサービスやプログラムあると「プログラムの終了」ダイアログボックスが表示され、一定の時間が経過すると自動的に強制終了されます。
「Luna」を使用しない
Windows XPのGUIである「Luna」は、高度な視覚的効果を備えているが、メモリを大幅に消費する。マシンスペックが低い場合などは、パフォーマンスがダウンしてしまう。
ページングファイルのサイズを固定
WindowsXPでは、物理メモリの作業場所としてハードディスクに「ページングファイル」を作成する。ページングファイルは、「初期サイズ」から「最大サイズ」までサイズは可変します。
ページングファイルを高速ディスクへ移動
WindowsXPでは、物理メモリに収まらないプログラムやデータを記憶する仮想メモリ領域を、物理メモリの一部とハードディスクの上に作成し、ハードディスクに作成される仮想メモリのファイルが「ページングファイル」です。
視覚効果を無効化
WindowsXPではウィンドウやスタートメニューなどのデザインが大きく変更されたとともに、多くの視覚効果が追加されました。しかし、パフォーマンス面ではマイナスになっている。