ページングファイルを高速ディスクへ移動
ページングファイルを高速ディスクへ移動
WindowsXPでは、物理メモリに入らないプログラムやデータを記憶する仮想メモリ領域を、物理メモリの一部とハードディスクの上に作成し、ハードディスクに作成される仮想メモリのファイルが「ページングファイル」です。
ページングファイルは、WindowsXPが物理メモリの容量とハードディスクの容量から自動的に設定します。しかし、ユーザー自身が設定を行えば、処理速度を大幅に改善することが可能です。ページングファイルが置かれているハードディスクが速ければ処理速度は向上します。
1.スタートメニューの「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」をクリック。
2.「システムのプロパティ」ダイアログボックスが開いたら「詳細設定」タブをクリック。
3.「パフォーマンス」の「設定」をクリック。
4.「パフォーマンスオプション」ダイアログボックスが開いたら「詳細設定」タブをクリックし、「仮想メモリ」
の「変更」をクリック。
5.「仮想メモリ」ダイアログボックスが開くので、リストから新しいドライブ(ここでは「D:」)をクリックし、「カスタムサイズ」をクリックして「初期サイズ」と「最大サイズ」に現在のページングファイルと同じ数値を入力します。
6.もともとページングファイルがあったドライブ(ここでは「C:」)をクリックして、「ページングファイルなし」をクリック。
7.「設定」をクリックすると、Dドライブに新しいページングファイルが作成され、Cドライブのページングファイルが削除されるが、この時点では実際にページングファイルが変更されているわけではない。
8.「OK」をクリックして「仮想メモリ」ダイアログボックスを閉じると、「変更結果はコンピュータを再起動しなければ有効になりません」と表示されるので、OKをクリック。
9.「OK」をクリックして「仮想パフォーマンスオプション」ダイアログボックスを閉じる。さらにOKをクリックして「システムのプロパティ」ダイアログボックスを閉じたら、WindowsXPを再起動します。